水と森の記憶 〜志賀高原、一の瀬に息づくものがたり〜
志賀高原一の瀬地区の歴史、自然、暮らし、そして地域に受け継がれてきた共同作業「おてんま」の文化をまとめたストーリーブックが完成しました。国立公園の中で観光と自然保護の両立に向き合ってきた一の瀬の歩みを関係者の声とともに振り返り、次の世代へつないでいくための一冊です。
本書の目次
・一の瀬地区の概要
・一の瀬カレンダー
・一の瀬ホテルマップ
・住民アンケート
・一の瀬のふつう
・一の瀬事典
・歴代旅館組合長コラム
・若手インタビュー
・歴史年表
・この本ができるまで

本書に込めた想い
本書では、長野県北部・上信越高原国立公園の中心部に広がる志賀高原の中でも、宿泊施設とゲレンデが集約する拠点として発展してきた一の瀬地区に焦点を当てました。冬のスキーリゾートとしての魅力だけでなく、夏から秋にかけての散策や高山植物など、四季を通じた自然の楽しみ方も紹介しています。
一の瀬が大切にしてきたのは、「自然を守ることは誰かの仕事ではなく、ここに暮らす人すべての責任」という考え方です。とりわけ象徴的なのが、地域の伝統的な共同作業・奉仕活動である「おてんま」です。水路の清掃や遊歩道整備など環境保全に関わる作業を自ら行い、今日の一の瀬の景観と暮らしを支える基盤を作り上げてきました。
また、一の瀬の物語を語るうえで欠かせないのが「水」の存在です。源流域に暮らす地域として、上水の確保や排水処理の課題に向き合い、試行錯誤を重ねながら、自然と観光の両立を目指してきました。本書では、地域が積み上げてきた取り組みを、歴史年表や用語解説、関係者インタビューなどを通じて立体的に読み解きます。
今回の制作では、一の瀬旅館組合に所属する宿泊事業者による座談会も実施。ベテランから若手までが地域の記憶や知恵を共有し、「一の瀬」という場所の価値をあらためて見つめ直す機会となりました。ストーリーブックが、訪れる方にとっては一の瀬をより深く知る入口となり、地域にとっては未来へ向けた合意形成と継承の土台になることを願っています。



このストーリーブックは、地域の物語や歴史とともに、この座談会で得られた知見や、地域への思いをまとめたものです。一の瀬地区ならではの自然との向き合い方や、人々が守り続けてきた歴史と文化が、訪れる皆さまにとって新たな発見や感動につながることを願っています。今後も地域の関係者が力を合わせ、国立公園の保護と利用の好循環を目指した取り組みを続けてまいります。
0269-34-3020
旅館組合はお客様の楽しい旅のお手伝いと、地域の生命線でもある水道、環境保全の原点ともいえる共同汚水処理施設の管理も行なっています!
冬はパウダースノーを楽しめるスノーリゾート、夏はどこまでも続く美しい大自然がお出迎えする志賀高原一の瀬エリアで素敵な思い出を作ってください!一の瀬旅館組合一同、皆様のお越しをお待ちしております!(みんな楽しい人たちです)
