【夏の地獄谷野猿公苑】料金・開苑時間・一の瀬からの行き方と、子ザルに会える理由

【夏の地獄谷野猿公苑】料金・開苑時間・一の瀬からの行き方と、子ザルに会える理由

雪のなかで温泉につかるサルの写真で世界に知られる地獄谷野猿公苑ですが、実際には冬だけの場所ではなく、春も夏も秋も休まず開いている通年の公苑です。夏に足を運ぶ人はそれほど多くないものの、料金の面でも渓谷の涼しさの面でも、この季節はむしろ狙い目です。夏の入苑料は大人800円で、開苑時間は8時30分から17時までとなっています。サルが湯につかるのは体を温める冬にかぎられるため、夏に会えるのは温泉のサルではなく、春から初夏に生まれたばかりの子ザルたちです。拠点になる上林温泉の無料駐車場から公苑までは、渓谷沿いの遊歩道を片道およそ2キロ、歩いて30分ほどの道のりになります。宿の集まる一の瀬からなら、朝に出て昼には戻れる、半日の回遊先です。

夏の開苑情報(2026年)

項目内容
開苑時間(夏季・4月〜10月)8:30〜17:00
開苑時間(冬季・11月〜3月)9:00〜16:00
休苑日なし(年中無休。天候や動物の状況で臨時休あり)
入苑料大人(18歳以上)800円/こども(小学生〜高校生)400円/6歳未満無料(保護者同伴)
駐車場上林温泉の無料駐車場を利用。地獄谷側は有料(普通車500円、渋温泉からの林道経由・冬季閉鎖)
遊歩道上林温泉から片道約2キロ、徒歩約30〜35分。未舗装・階段・坂あり。車いす・ベビーカー不可
公共交通湯田中駅からバス約15分「スノーモンキーパーク」下車、徒歩約35分
オンラインチケット日付指定のオンラインチケットを販売中(公式WEBチケットで入苑日を選んで事前購入)

料金・時間・アクセスは変わることがあります。当日のサルの出没とあわせて、おでかけ前に公式で最新をご確認ください。

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冬の温泉ザルとは、別の顔がある

地獄谷野猿公苑と聞いて多くの人がまず思い浮かべるのは、雪をかぶって湯につかる、あの決定的な一枚の光景だと思います。その写真が世界じゅうに広まったことで、ここはスノーモンキーの名所として定着し、夏の姿はこれまであまり語られてきませんでした。けれども湯に入らない夏の群れには、冬の一枚とはまるで違う、素のままの見どころがそろっています。サルが温泉に入るのは体を温める冬にかぎられ、夏は岩の上での毛づくろいや沢のそばでの涼みといった、暮らしそのものを渓谷のあちこちで見せてくれます。子を抱えて歩く母ザルや、仲間ととっくみ合う若い個体の姿など、夏に見えてくるのは飾らない一日の断片です。冬の温泉ザルが一枚の写真だとすれば、夏の群れは時間をかけて眺めるドキュメンタリーのような存在で、腰を落ち着けるほど親子のやりとりが見えてきます。

夏の主役は、春から初夏に生まれた子ザル

夏の地獄谷が一番おもしろいのは、この時期がちょうど子育ての季節にあたるからです。ニホンザルの赤ちゃんは春から初夏に生まれるため、夏の群れには生まれてまもない子ザルが何頭も混じり、母ザルの腹にしがみついて運ばれています。背に乗って移動する姿や、仲間ととっくみ合ってころがる様子まで、成長の途中のいくつもの場面を一度に見られるのが夏ならではの魅力です。観察していて飽きないのは、まさにこの子ザルたちの、あどけなくもせわしない動きの一つひとつです。ただし野生の群れが相手のため、いつどこで何をしているかはその日の自然しだいで、出没を前もって約束することはできません。それでも当日の様子は公式でも発信されるため、訪れる前に確かめておけば空振りを減らせますし、会えたときのうれしさは約束されていないぶんだけ心に長く残ります。

遊歩道の30分が、そのまま避暑になる

夏の地獄谷は、サルに会う前の道のりからして涼しい場所です。上林温泉の駐車場から公苑までの遊歩道を歩く時間そのものが、ちょっとした避暑になります。片道はおよそ2キロ、時間にして30分ほどの、渓谷沿いにゆるやかに続く道です。頭上を覆う木立が日差しをさえぎり、沢を渡る風が絶えず冷気を運んでくるため、標高が上がるほど街の蒸し暑さが背中から剥がれていきます。歩くこと自体が目的地への移動ではなく、涼をとる時間そのものです。ただし涼しさと引き換えに、この道は歩きやすさを少し譲り、ほぼ平坦とはいえ途中には坂や階段、未舗装の区間もあります。歩きなれた靴を選んで、時間に余裕をもって向かってください。段差の続く遊歩道のため、車いすやベビーカーでの入苑はできず、小さな子ども連れの場合は抱っこひもを用意しておくと安心です。

一の瀬から半日、上林・湯田中とつなぐ

夏の志賀高原に泊まっているなら、地獄谷は半日で往復できる手ごろな距離にあり、午前の散策先としてちょうどよい場所です。一の瀬から志賀高原を下り、上林・湯田中方面へと標高を下げていくと、午前のうちに遊歩道を歩いてサルに会い、昼にはふもとの温泉街へ戻ってこられます。車で向かうなら、信州中野インターから国道292号で上林方面へ入る道になります。公共交通なら、湯田中駅からバスで約15分の「スノーモンキーパーク」で降りて、そこから徒歩約35分ほどの道のりです。地獄谷側にも有料の駐車場はありますが、渋温泉からの細い林道を通るうえに冬季は閉鎖されるため、夏に初めて訪れるなら上林温泉の無料駐車場を使う行き方がおすすめです。上林温泉に車を置いて遊歩道を歩けば道もわかりやすく涼しく、帰りに湯田中渋温泉郷でひと息つければ、朝は野生のサル、昼は外湯という密度の濃い半日にまとまります。

オンラインチケットが始まった

チケットの買い方は、この夏から新しくなりました。日付を指定して買うオンラインチケットの販売が、2026年8月6日に始まっています。公式サイトのWEBチケットのページから、入苑する日を選んで事前に購入できる仕組みです。混み合う日ほど、あらかじめ買っておけば入苑までの待ち時間を短くできるので、お盆や連休に訪れるなら先に用意しておくと当日を安心して迎えられます。当日の状況や最新の買い方については、訪れる直前に公式サイトで確かめておくのが確実です。

よくある質問

問:夏でも地獄谷野猿公苑は開いていて、何時から入れますか。 答:年中無休で通年開いていて、夏の開苑時間は8時30分から17時まで、天候により臨時休もあります。

問:夏でも、サルが温泉に入っている姿を見られますか。 答:湯につかるのは主に冬で、夏は入らない代わりに、春から初夏に生まれた子ザルや群れの暮らしを見られます。

問:夏の入苑料は、大人とこどもでいくらになりますか。 答:大人800円、こども400円、6歳未満は保護者同伴で無料で、いずれも税込みの料金となっています。

問:駐車場から公苑までは、どのくらいの距離を歩きますか。 答:上林温泉の無料駐車場から片道約2キロ、徒歩30分ほどで、階段や未舗装があり車いすは通れません。

問:一の瀬エリアからは、どのくらいの時間で行けますか。 答:一の瀬から上林・湯田中方面へ下れば半日で往復でき、午前の散策先としてちょうどよい距離です。

問:オンラインチケットは、もう買えるようになっていますか。 答:2026年8月6日から日付指定のオンラインチケットが販売中で、公式のWEBチケットから入苑日を選んで購入できる仕組みです。

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